寒い季節に欠かせないニットアイテム。
毛玉ができてしまうと、
チープに見えるしオシャレも台無しです。
今回は毛玉の原因、できないための対策、そしてできた際の対処法について簡単にご紹介します。
1. 毛玉ができる原因と対策
1.1 アクリルとウール(羊毛)は素材特性により毛玉ができやすい。
【原因】アクリルは柔らかくて摩擦に敏感、ウールは繊維に凹凸がもつれやすい。これらの素材は摩擦により繊維が絡まり、毛玉ができやすい。
(コットン、麻、シルク等は毛羽が少ないため毛玉になりにくい素材)
【対策】洗濯や保管時には慎重な取り扱いが必要。※H &MやGU等は安いから毛玉になりやすいなーと思う方もいると思います。原因はアクリル繊維や短繊維ウール(羊毛)にあります。
1.2 カバンやアクセサリーとの摩擦
【原因】他のアイテムとの擦れが毛玉の原因。
【対策】カバンのファスナー部分やマジックテープとの直接接触に注意。特にカバンとの摩擦には十分気を付けましょう。
※特に袖・脇部分は歩くだけでも摩擦が掛かり毛玉ができやすいので定期メンテナンスが必要です。
バッグを肩掛けすることで、摩擦が起きて毛玉ができ安い為、日頃のお手入れが肝心です。
1.3 洗濯機の使用
【原因】洗濯機内での激しい動きや摩擦が毛玉を促進。
【対策】基本手洗いが理想的。洗濯機使用時は裏返しにしてネットに入れて保護
※洗濯機でのお手入れ方法はこちらから↓
良質なニットを長く愛用する秘訣!おうちクリーニングで一生ものを。(洗濯機編)
2. 毛玉ができないための実践的な対策
2.1 適切な保管
- ニットはハンガーではなく、たたんで保管。しわや圧力を避け、摩擦を最小限に。
2.2 定期的な休息とブラッシング
- 毎日着用を避け、日を開けてから着用。
休息を与えつつ、ブラッシングで繊維を整える。
(ちなみに私はケント/KENTのブラシを使っております。毛並みが柔らかく、コスパ⭕️で使い勝手抜群のブラシです)
2.3 洗濯の注意
- 裏返しにしてネットに入れ、他の洗濯物と分けて。摩擦を最小限に抑え、編み地のダメージを軽減。
3. 編み地別の毛玉対策
そもそも購入する際に毛玉ができやすいアイテムかを編み地を見て判断ができます。いくつか下に編み地例を並べます。
3.1 天竺編み(ベーシックな編み地)
※毛玉になりにくい編み地
ニット商品で1番定番天竺編み。編み地に凹凸が少なく、目が詰まっているため比較的毛玉ができにくいです。
3.2 畦編み(ガーターステッチ)
※毛玉になりやすい編み地
編み地の凹凸が毛玉の発生を促進します。
3.3 ケーブル編み
※毛玉になりやすい編み地
編み地の凹凸が毛玉の発生を促進します。
4.毛玉取り機の簡単な使い方
4.1. ニットを平らに広げ、毛玉ができた部分を
しっかり固定し、毛玉取り機を押し当てずに軽く浮かして、毛玉ができた箇所を優しくクルクル回しながら毛玉を除去しましょう。
(押し当てしたり、繊維を傷めて穴が開くこともあるので注意してください⚠️)
4.2 毛玉が取れたら、取り機を掃除し、新たな毛玉ができないように定期的なケアをしていきましょう。
これらの原因・対策を理解し、毛玉取り機の適切な活用で、大切なお洋服を長く愛着できます。引き続き今年の冬のおしゃれに楽しみましょう。また別の記事でおすすめ毛玉取りメーカーもご紹介致します。
【ブログ結び】
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