ANTHOM ニットの袖のディテール

AIを知るほど、リアルの価値を感じる。

こんにちは。ANTHOMの上江です。

また少しブログが空いてしまいました(笑)。今回はニットの話ではなく、最近考えていることをそのまま書いてみます。

最近、AIについて学んだり、実際に仕事に取り入れたりすることが増えました。

もともと新しい技術には興味がある方ですが、ここ最近のAIの進化には本当に驚かされます。

これまで何時間もかかっていた作業が、ほんの数分でできてしまったり、自分一人では思いつかなかったアイデアを提案してくれたり。

少し前までは想像もできなかったことが、次々と現実になっています。

正直、これからの世の中がどう変わっていくのか、楽しみでもあります。

便利になるほど、何が大切になるのか。

AIを使っていて感じるのは、単に仕事が楽になるということだけではありません。

今まで自分には難しいと思っていたことに挑戦できたり、知らなかったことを簡単に学べたり。

自分の可能性を広げてくれる存在だと感じています。

これからは、AIを使うこと自体が特別ではなく、当たり前になっていくのでしょうね。

ただ、そんなことを考えているうちに、ふと思ったことがあります。

世の中が便利になればなるほど、逆に不便なことや、効率の悪いことにも価値が生まれるのではないか。

例えば、わざわざお店に足を運ぶこと。

実際に人と会って話すこと。

時間をかけて何かを選んだり、偶然の出会いを楽しんだりすること。

効率だけを考えれば、もっと簡単な方法はいくらでもあります。

でも、そういった時間の中にこそ、記憶に残る体験があるように思います。

洋服も、画面の中だけでは伝わらない。

僕自身、アパレルという仕事をしているので、特にそう感じるのかもしれません。

今はオンラインで簡単に洋服を購入できる時代です。

写真や動画もきれいですし、商品についての情報も十分に得られます。

これからAIが進化すれば、自分に似合う洋服を提案してくれたり、試着せずに着用イメージを確認できたりすることも、さらに身近になっていくと思います。

それはとても便利なことですし、僕自身も積極的に取り入れていきたいと思っています。

ただ、実際に洋服を手に取ったときの生地の風合いや、袖を通したときの感覚。

鏡の前で着てみて、思っていた以上にしっくりくる瞬間。

お店の方との何気ない会話から、自分では選ばなかった一着に出会うこと。

ヤク混ニットの袖のディテール
ヤクを混ぜた糸。毛羽の立ち方は、写真よりも手で触れたときのほうがすぐにわかります。

こうした体験には、オンラインとはまた違った魅力があります。

洋服を購入するという行為は同じでも、そこに至るまでの過程によって、その一着への愛着も変わってくる気がします。

AIを理解したうえで、リアルを大切にしたい。

ここで少し誤解されたくないのですが、僕は決してデジタルよりアナログが優れていると言いたいわけではありません。

むしろ、新しい技術はどんどん活用していきたいと思っています。

AIでできることはAIに任せればいい。

そのおかげで生まれた時間を、人と会うことや、何かを実際に体験することに使えたら、すごく良いことだと思います。

僕自身、仕事で全国各地に行く機会があります。

今の時代、メールやオンラインで済ませられることもたくさんあります。

それでも、実際に足を運んで話してみると、画面越しでは分からなかったことに気づいたり、何気ない会話から新しいつながりが生まれたりすることがあります。

もちろん、すべてのことに時間をかける必要はありません。

だからこそ、効率化できることと、自分自身が時間を使いたいことを、きちんと選んでいきたいと思っています。

これからの時代に大切にしたいこと。

これからAIはさらに進化して、今まで人間にしかできないと思われていたことも、次々とできるようになるのかもしれません。

そんな時代だからこそ、僕は「何ができるか」だけではなく、「何を大切にしたいか」が、より重要になっていくように感じています。

便利なものは積極的に使う。

新しい技術にも興味を持ち続ける。

その一方で、実際に人と会い、自分の目で見て、手で触れて、感じることも大切にする。

新しいものと古くからあるもの。

デジタルとアナログ。

どちらかを選ぶのではなく、それぞれの良さを理解しながら、自分なりのバランスを見つけていきたいですね。

ANTHOMの洋服づくりも、そんな考え方を大切にしながら続けていけたらと思っています。

AIを知るほど、リアルの価値を感じる。

最近はそんなことを考えています。

※あくまで個人的な考えなので、参考までに。皆さんはどう思われますか?よかったらコメントで教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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